あの・・・
その・・・
えーと・・・
竿を折ってしまった。
なんとも情けないことに、踏んでしまったのだ。
釣り人にあるまじきこと恥を知れ!!
そのことはまた書くこともあるかと。
思えば、去年の3月から20ヶ月、東北や関東の山奥を共にマシラのごとく駆け巡ってきた戦友である。
おいたわしや・・
まぁ
とにかく、新しい竿が必要なのだ。
そこで、ダイワ・ファントムTR 2ND 56XUL
ちょっと短いかな~
柔らかすぎるかな~
と、思いながらも、店に0.8gのルアーを投げられる竿は数えるくらいしかない。
それも、コレの他には、ちょっと不安なくらい安い竿と、ちょっと不遜なくらい高い竿しか無いのである。
で、考える余地があまりなくコレになりました。
まぁ 来年の渓流はもうちょい上に行くつもりなので、これくらい短くてもいいか。
さて、どんな具合でっしゃろ・・
と、軽い気持ちで元田養鱒場へ。
ルアーマン2人。
平日の真昼だというのに、必ず人が居る。
まぁ 俺も平日休みの仕事なわけだが。
まぁ ポチポチ釣れてるみたいっしゅ。
で、俺もさっそく・・・
スピナーから始める。
一投目。
元田養鱒場は狭いので、飛距離の具合はよくわからん。
短いぶんだけコントロールはしやすいような気がしないでもない。
思ったよりも堅いのかな・・・・そんな気もするな・・・
二投目。
釣れた。
特にどうと言うことは無い。
まぁ いいんじゃないかな。
さて、スピナーと言うと、どこの管理釣り場でも怪訝な顔をされる。
あのさ・・自分なりの考えがあってやってるの!!
ほっといて!!
赤い目玉に羽がくるくる回る軽量スピナーに変えてみる。
表層には小さいのばかりなので、ちょっと潜らしてみる。
中層のでかいヤツを狙うのだ・・・・
そしてヤツはやってきた。
でかっ!!
ヌラ~っと真っ直ぐルアーを追いかけてる・・・・
あと5mほどでバグッと食いつくのが見えた。
とたんにリールが悲鳴をあげる。
ビビビーーーっと左に右に
竿も半月状にまがっとる。
けっこうしっかりフッキングしているようなので、しばらく引き味を楽しむ。
竿のテストが目的なのだ。
まったく不安が感じられない。
隣のルアーマン氏が、気を利かして「(ネットで)あげましようか?」と言ってくれるので、ご厚意に甘える。
例によってピンボケ・・・
小さいが鋭い歯がゾロリと並んでいる。
写真だとあまり大きく見えないが、60cmくらいかな・・
こんなのがあと数匹この池には居る。
この前、コイツが20cmくらいの鱒をくわえているところを見た。
何でも食うので、きっと数通えばきっと誰でも釣れるのであろう。
だめかな・・・スピナーをバカにしてるヤツには・・・
ヤマメのほうがよっぽど難しい。
結局、イトウ1匹、鱒9匹で終了。
それにしても、試し釣りがイトウとは、贅沢な竿である。
もういいかげん日がたってしまってよく覚えていなかったり重複することもあるかもしれんが、それはそれ。
さて、朝9時からスタート。
5時間。
太った御仁と二人きりの釣り場である。
まず、スピナーから。
最近の管理釣り場はスプーンではスレまくっていて、よほど当たりでないと食わないと個人的には思う。
そこで、目先を変えてどこでもスピナーから始めることにしている。
これがバカ当たりすることも、まったくのときもある。
このときは、チョイ当たり。
で、めでたく一匹ゲット。
長かった・・・・
いや、釣れたとか取り込んだとかは一瞬であるが、この一匹にたどり着くまでが、
もうそれでおしまい。
太った御仁も、俺が見てるときには一匹釣っただけ。
昼ごろクーラーボックスに抱えて帰っていった。
はい ごくろーさん。
で やたらとキャスティングのうまい御仁登場。
ああ わかった あんた バス出身だね。
なんつーか でかいプラグをボチャボチャなげている。
上から 下から 右から 左から 右上斜め45度から 左下斜めかと思いきや右下斜め30度くらいから。
バスの人ってこういう感じがする。
さしずめバサーだ。
でかいプラグが落ちるたび ボチャ ボチャ と音がする。
あのさあ トラウトっていうのはさあ なんつーか もっと繊細じゃないのかなあ いや 繊細なんだよ きっと そんな大きなまっ黄色のドデカイプラグじゃさあ だめなんじゃないかなぁ キャスティングはうまくてもさあ なんつーか ナルシストっぽく見えるなあ ほら ぜんぜんでしょ やっぱり違うんだよ もっとミミッチクさぁ 0.8gくらいのスプーンとか ほら俺もみたいに軽量スピナーとかでさあ あれ もう帰っちゃうの? なんだかなあ 1時間くらいじゃちょっと無理でしょ 俺ってイヤミな視線発していたかな そんなこともないとおもうんだけど もしそうだったらごめんね そりゃ一匹釣れるのと釣れないのとでは天と地 まあ 竜とミミズくらいの差があるさ
ね まあ次はがんばんなよ。
と
なんだかいやに上から目線の俺様。
よく考えてみたら、俺、ネイティブでは今年はハスしか釣ってない。
さしずめハサーだ。
ハサー カコワロス・・
いや なにせ、今日は周り全部敵だから。
釣るやつは敵だ 釣らないやつは訓練された敵だ!!
ハートマン軍曹ばりの気合いの入れようでのぞんだ割りに、そのあとスプーンで一匹釣り上げて終了。
他の管釣りでは2桁も珍しくないのに、ここではホントにダメだ。
でも、ココの名誉のために言って置くが、釣れる人はホントバカスカ釣ってる。
俺だけなのだ
何を隠そう関東に帰ってきてはじめて行った管釣りはここだったのである。
それから何回も行っている。
恥をさらすと、昨年からず~~~~~っとボウズなのである・・・・
フライマンが釣っている
ルアーマンが釣っている
オッサンもワカゾウもみんな釣っている
だのに
なぜ
俺だけが釣れない。
なんたる屈辱。
絶対に今日は釣ってみせる!!
意を決して出陣なわけ
ココもけっこうわかりにくいところにある。
花園橋を渡り、セブンイレブンのかどを左折。
しばらくいくと
キケン と書かれたゴミ捨て場がある。
その小道へ入る。
しばらく行ってまた右折。
目印はダイドーの自販機。
これを間違えると永遠に着けない。
管理人さんは、若い夫婦。
とても良い人たちだ。
管釣りの管理人は良い人が多い。
いや、中には因業そうなオヤジもいないではないが、一般的に良い人が多い。
因業オヤジも話してみれば、けっこう良い人なのかもしれん。
猫がいる。
子猫を生んだらしい。
とても小さな愛くるしい子猫が親猫と一緒にひなたぼっこしている。
里親募集中ということだ。
まぁ 管理人さんは良い人なのだが・・・
俺とここの魚はめっぽう相性が悪いのだ!!
もう
ぜったいに
今日こそは
釣ってやる!!
さて、今日のためにしこたま秘密兵器を仕入れて参上つかまつった。
じみ~ なスプーンを数種類、ハデ~なスプーンも数種類、スピナーも2個、スレた魚に赤い目玉に羽がくっついたようなスピナーのような珍妙なルアーなどなど。
5時間コース 3,000円也。
絶対に釣ってやる!!
先に1人ルアーマンがいた。
なんちゅーか
やたら太った御仁だ。
クーラーボックスまで持ち込んできている。
ここの魚をお持ち帰りしようというヤツをはじめて見た。
いやさ、魚の味というのは、その魚の住んでいる川の水の味なんだよ。おまえさん、この水を見てその魚食えるのかい?いや、食っちゃいかんというわけではないけれど、そんなに食いたいのかい?そこらへんのジャスコにでもいきゃもっと美味しい魚売ってるだろうにそんなに食いたいのかい?丁寧にキャッチアンドリリースすりゃみんなでまた楽しめるじゃない。それでも食いたいのかい?まったくスマートじゃないなぁ。いやスマートじゃないのは見りゃわかるけどさ。食うかなぁここの魚を・・
今日ばかりは竿持ってるヤツはどいつもこいつも敵だ!!
まぁそれでも「ようらく」だけであろうよ。
ここらへんで食える魚が釣れる管釣りは。
つづく
千葉在住のサラリーマン
休みの日はだいたい海
釣った魚は基本的に自分で捌いて自分で食う