戦争映画を映画館で観るのは久しぶり。
というか、プラトーン以来だ。
あまり乗り気ではなかった。
人が死ぬのを観るのは辛い。
しかし、観なくてはいけない義務感を感じていた。
アメリカお得意のプロパガンダ映画じゃないのかという懸念もあった。
しかし、おおよそ偏りのない作品となっていた。
とてもアメリカ人が作った映画と思えないほど日本を緻密に表現している。
ありがちな反戦メッセージもないのには好感がもてる。
残酷なシーンが多く、子供、ご婦人にはお勧めしない。
男は観たほうがいい。
先人がどのように戦い、死んでいったのかをきちんと観ておいたほうがいい。
バロン西、栗林中将の死に様にはちょっと疑問に思うところもある。
集団自決のシーンが一番残酷だが、あれはどうもなぁ・・・
あと、憲兵が犬を殺すシーンがあるが、あれもちょっとなぁ・・・
硫黄島の日本兵はほとんど壊滅してしまったから、ある程度想像で作らなくてはいけないのでいたしかたない。
全てが真実ではないことを分かっていないとおかしなことになる。
戦争映画であるが、テーマは「家族」だ。
最後のほうに栗林中将(渡辺謙)が西郷(二宮和也)へ
「家族の為に命をかけて戦ってきたが、家族の為に死ぬのをためらっている自分がいる」
というようなことを言う。
とても正直な言葉で深く考えさせられた。
西郷(二宮)の隣にいつもいた松崎悠希はすばらしい。
二宮君の演技もよくできていた。
これからが楽しみな人たちである。
この映画に答えはない。
安易に答えを欲しがる人には受け入れられないだろう。
たいへん面白かった。
前作 ブラボー・ツー・ゼロ のプロローグ的作品でもある。
ブラボー・ツー・ゼロは湾岸戦争で捕虜になったアンディの壮絶な体験を書いたノンフィクションである。
本作はやさぐれた少年が超エリート部隊SASで活躍するようになるまでを書いたもの。
あまりにも精密に書いてあるため、発禁されそうになった。
まだIRAが暴れまわっていた時代の話である。
軍隊は多忙を極め、外国の勤務も多い。
アンディは何回も結婚して何回も離婚する。
子供が生まれるときにも立ち会えなかった。
なんだか身につまされる。
それにしてもイギリス人は本当に紅茶が好きなんだなぁ
ジャングルでも砂漠でも紅茶を飲む。
なにかというと湯を沸かし、紅茶をいれる。
装甲車にまで紅茶のタンクをつけている。
たまにはコーヒーとかないのかな・・・
うちの会社の冷蔵庫をチラリと見てみる。
紅茶・コーヒー・スポーツドリンク・ペプシ etc・・・
これはこれで節操が無いなぁ・・
登場人物の名前も、アンディ・マクナブも偽名である。
もちろん本名は明かせない。
写真は目のところが四角く切り取られている。
人物が特定されればテロリストの格好の標的になるからである。
ちなみにブラボー・ツー・ゼロには素顔を晒している人物が3人だけいる。
彼らはイラクに潜入する際亡くなった人たちである。
我々がSASの素顔が見ることができるときは、彼らが死んでしまっている場合だけというわけやね。
さて、この本、近所の古本屋で一冊100円のワゴンにあった。
2600円もする本なのに・・
なんだかえらく得した気分。
処女作はブラボー・ツー・ゼロなのであるが、こちらを先に読んでおくといいと思う。
米フロリダ州で29日未明、ワニに襲われ食べられそうになっていた45歳の男性が、郡保安官代理4人によって救出された。
ポーク郡のグラディ・ジャッド保安官は、男性が左腕を失ったほか、右腕や左足にも大けがを負う重体で病院に運ばれたことを明らかにした。
同保安官によると、午前4時ごろ、保安官代理らは助けを求める呼び声がするとの複数の通報を受けて現場に急行。ワニの口の中にいる男性を発見し、腰までの深さのぬかるみに入り、岸まで約40メートルの場所から男性を救出したという。現場は非常に暗く、男性を負傷させる危険もあったため銃は使えなかったという。
今のところ男性が泳いでいたのか、ワニによって岸から引きずり込まれたのかは明らかになっていない。
なんとも恐ろしい話だ。
アメリカにはまだこんなワニがいるんだな。
いや、実際、ワニジャーキーかハンドバックにでもされてとっくに絶滅したかと思ってたよ。
そういやまだピューマもいるんだっけか。。
オーストラリアでクロコダイルってヤツを間近に見たが、ワニってこんなに大きくなるんだ・・・と呆れるくらいでかかったな。
5 6メートルくらいもあったか。
そういえば、ワニってヤツはとんでもない免疫力があって、その血清には世界中の科学者が注目しているんだな。
ワニの血から作った薬を注射されるようなめにはあいたくないもんだ。
千葉在住のサラリーマン
休みの日はだいたい海
釣った魚は基本的に自分で捌いて自分で食う