山ならなおさらだ。
雨ならなおなおさらだ。
というわけで、ようらくへ行ってきた。
10:30頃到着。
雨は、中降りといったところ。
管理人さんに言わせると、活性は十分とのこと。
しかし、アタリはあるも、どうも釣れない。
まぁ ヘタクソですので。
と、山道を一台のパジェロが通っていく。
こんな雨の日に俺の他に釣りに来ようって奇特な人がいるんだ・・・
そんなことを思っていると、ライントラブル。
グチャグチャだ。
どうもこのラインはダメだなぁ・・・
いや、この前「宮城」で爆釣してそのままだからしかたない・・
なんて思いながら車に戻る。
と、さっきのパジェロが停まっている。
中の二人が「釣れますか?」と、声をかけてくる。
「アタリはあるんだけど、釣れないです」
そのままだ。
で、糸を替えてルアーもスピナーに。
スミス AR-S
これがアタリ。
ヤマメを2匹釣り上げる。
しかしサイズは小さい。
まぁ ココはそんなに大きい魚はいないから・・
しかし、先日の宮城でのヒットといい良いルアーだと実感する。
で、パジェロの御仁達も上の川のほうから釣り始める。
というか、釣ってるのは一人のみ。
どうも、普通の人たちではない。
上手過ぎる。
プールに着いたと思ったらひょいと投げて、ひょいと釣ってしまう。
ちょっと変わったルアーだ。
負けてはいられない。
こっちも、もう一匹ヤマメを釣り上げる。
「釣れましたね~」
と、声をかけられる。
「あれ、このルアー・・」
どこに行ってもスピナーで釣ってると珍獣でも見るような目で見られるのはいつも書いているとおり。
「ええ スピナーですよ」
二人は顔を見合わせ、ちょっとニヤニヤしている。
?
「このルアー 僕が作ったんです」
!!
「え~と・・・・ほら」
と、AR-Sがゴチャッとてんこもりになったルアーケースを見せてくれる。
「へ~ おかげでよく釣れますよ」
2.3言葉を交わし、またお互い釣り始める。
とにかく、寒いので車に戻りエアコンをかけ暖を取る。
プロのテクニックっていうやつをしばし車窓から拝見する。
流れのあるところを果敢に攻めている。
そうこうしているうちにもう帰り支度を始めている。
鮮やかなもんだ。
十分ではないが、とにかく早く釣りたいので車を出る。
と、また声をかけられる。
「そこの白い泡のたっているところに40センチくらいのイワナがいるんだけど、3回合わせ損ねちゃった・・」
みたいなことを言っていた。
別れのあいさつを交わし、プロがダメなら俺がやってもたぶんダメだろうと思い、奥のプールへ。
ところが、どうも釣れない。
ま チャレンジだけはしてみっか。
と、さっきのプロが言ってた場所へ。
プラグから始めて、色々試す。
確かに居る。
ちょっと追ってくる。
こともあるが、食わない。
でも、どうにもこうにも寒い。
これでダメなら・・とAR-Sでチャレンジ。
一投目 二投目 三投目でイメージしたとおりのポイントに・・・
そして、キタ。
とにかく狭い場所であるので、あっという間に取り込む。
魚のいる場所を教えてもらい、その人が作ったルアーで釣ったわけである。
まったく感謝感謝。
後でネットで調べてそのプロは本山博之氏だと知る。
計ってみると41cmのイワナ。
ズバリである。
いやはや世の中にはすごい御仁がいるもんだ。
3回も放流すりゃそりゃ釣れるってもんだ。
ちょっと深酒して9時ごろ家を出る。
翌日は雨らしいので、この日しかないのだ。
さて、地図は今まで登場してきた管釣りで一番わかりやすかったかも。
トラウト池の他にバスの池もある。
トラウトの池の周りには、釣具メーカーの看板がやたら並んでいる。
水の透明度はさほど高くない。
顔や体が白くなっている魚がけっこう目立つ・・・怪我なのか病気なのか
大人気の管釣りなので、人も多い。
11時ごろで10人くらい。
午前券の人が帰るだろと思っていたら12時過ぎても誰も帰らない。
どんどん増えてきて25人になってしまった。
こりゃ放流量もちょっと多くなきゃだめだわな。
赤目玉から始める。
これがぜんぜんダメ。
赤目玉の通用しない管釣りを始めて経験する。
では、これじゃ
スミスAR-S マットチョコ
これがアタリ。
ワンキャスト・ワンフィッシュがしばらく続く。
適当なところでスプーンのローテーションに切り替えるが、どうもルアーを追いかけてはくるのだが、食いつくまでいかない。
それでも10匹くらいあげる。
ここはレギュレーションがすごく甘い。
バーブレスであれば、なんでもいいみたい。
で、
これを使ってみる。
ミミズがグルグル回っておいしそうに見えるのだ。
今までなかなか使う機会がなかった。
こりゃ~釣れるべ・・・・と
ニヤニヤしながらキャストするも、まったくだめ。
赤目玉に続きトルネードもだめ、なのにスピナーでは爆釣とはなかなかトラディショナルな魚たちである。
スプーン→スピナーと交代しつつ釣果だけは記録的なものとなった。
しかし、大物が釣れない。残念。
それはそれとして、
ムナビレのほとんどない魚が多い。
先にも書いたが、病気?怪我?という魚が多い。
いや、文句を言っているわけではない。
たかが人間の遊びのために育てられ、大きくなってルアーに追い回され、やがて病気で死んでいく・・・そんな魚がちと不憫。
さて、昼食にうどんを食べた。
ちょっと塩辛いかんじがしないでもないが、うまかった。
京風うどん・・と銘打っているが、京都のうどんとはずいぶん違う。
関東の人間はラーメンでもうどんでも薄くて澄んだ汁だと京風だと思っている。
観光客向けの店でないかぎり、実際の京都の味はけっこう濃いところが多い。
いや、文句を言っているのではない。
これはこれでアリ。
有名?なところらしい。
知り合いの息子さんがよく行くということで、ネットで探して行った。
どうもその・・・ここに限らず管釣りのHPというのは地図が分かりにくい。
まぁそれでもなんとか10:00ごろ辿り着いた。
5時間 3,100円。
なかなか大きな池である。
水もきれいだ。
気分よく釣りができそう。
管理人さんは若い。親切。
釣り人は俺の他一名のみ。
水が流れ込んでいるところに陣取り、開始。
魚影はかなり濃い目。うじゃうじゃいる。
赤目玉から始める。
これが大ヒット!!
いきなり40cmクラスから始まって40分くらいで10匹ほど。
中にはもう
「あなたはシャケさんなのでは?」
というのまで釣れてくる。
シャケ並
いくらなんでもこれではちょっと釣れ過ぎ。
赤目玉恐るべし
いつものようにスプーンに変える。
時間帯が良かったのか順当に釣れていく。
昼過ぎるとピタッと食わなくなる。
それでも30分に一匹くらいは釣れる。
釣り人もポツポツ増えてきた。
といっても平日の昼間である。
俺を入れて7人ほど。
皆さんけっこう釣れてるようだ。
ここのコンセプトはとにかく釣って楽しんでもらおうということらしい。
レギュレーションも大人と子供で分けてある。
良いアイデアである。
今の子供は釣りなんかあまりしないであろう。
たま~の休みに親父に引っ張られて連れて行かれボウズではイヤになる。
周りが釣れていて自分だけ釣れないといのはせつないものだ。
さて、中型のトラウトを一匹キープしておく。
シャケ並は口を擦りむいていたのでかわいそうになりリリースした。
ちょっと休憩。
ロッジのところでタバコを吸っていると注意事項が書かれた看板がある。
●無駄にデカイルアーはやめましょう。
●釣り人の後ろを通るときには一声かけましょう。
●タバコは指定した場所で吸ってください。
というようなことが書いてある。
中でも印象に残ったのが、
●竿は立てて置きましょう。横に置いておくと踏まれて竿が折れてしまいます。たまに自分で踏んでしまう人も・・・
というのがあった。
「ははあ そんな間抜けな御仁も広い世の中にはいるのだなあ・・あはは」
と、そのときは思ったさ。
・・・
ああ 思ったさ!!
わずか5分後に自分がその世にも間抜けな御仁になっていようとは露ほども思わなかったさ チクショー!!
その注意事項の見本みたいになって戦友とも言える大事な竿(トラウトマスター)がぽっきり逝ってしまったわけである。
あの看板をあざけ笑ったことにバチでもあたったか。
安くて軽くて良い竿だったのに・・・・
しぶしぶ竿を借りる。
ただで貸してくれた。
鱒レンジャーだ。
これ使ってみたかったんだよな~
究極に安く、色々な色があって・・・
子供に買ってやろうと思っていたこともあった。
使ってみると意外に重い。
軽いカーボンの竿に慣れているから。
ルアーもあまり飛ばない。
まぁご厚意で貸していただいている分際なので文句はないのだが、子供に買ってやるのはやめよう。
それでも何匹かは釣れた。
計22匹。
キープしておいた鱒を刺身用のサクにしてもらう。
さばき代500円。
家にもって帰って食ってみる。
これがバカウマ。
今まで釣った魚で一番うまかったかもしれん。
また行こう。
千葉在住のサラリーマン
休みの日はだいたい海
釣った魚は基本的に自分で捌いて自分で食う